2024/11/01投稿者:広報担当

派遣から直接雇用へ!その違いとメリットを徹底解説

雇用形態が多様化している中、派遣で働くか直接雇用で働くかを悩む方も多いのではないでしょうか。雇用形態にはさまざまな違いがあり、生活スタイルや希望する働き方に応じて適したものを選択していく必要があります。

 

今回は、派遣と直接雇用の違いやそのメリット・デメリットを詳しく解説しました。そもそも派遣と直接雇用の違いがよく分かっていないという方や、自分にとっての最適な働き方が分からない方、派遣から直接雇用を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

1.派遣と直接雇用の違いと特徴

◎派遣とは

派遣とは、弊社ヒューマンリソースのような人材派遣会社と雇用契約を結び、その会社から別の企業に派遣されて働く働き方です。いわば、人材派遣会社が仲介となって、企業と働く人を繋いでいるようなイメージです。

一般的に、派遣には数ヶ月から数年までの契約期間があります。契約期間満了後、企業と派遣会社、そして派遣社員の三者間で合意すれば、契約を更新して働き続けることも可能です。

 

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派遣で働くなら知っておきたい!3年ルールと雇用安定措置について

「派遣で働いているけど、ずっと同じ会社で働きたいな…」と考えている方もいるかもしれません。しかし、法律では、同じ部署で働く場合、派遣社員は原則として3年以上働くことができません。これを「3年ルール」といいます。

 

3年を超えて働くには、以下の2つの方法があります。

・部署異動

 同じ会社でも別の部署に異動すれば、また3年間働くことができます。

・雇用安定措置:

3年間同じ部署で働き、次の契約を結ぶ際に、派遣会社は4つの雇用安定措置のいずれかを実施する必要があります。

 

★4つの雇用安定措置とは?

①派遣先へ直接雇用依頼

派遣会社が、派遣先の企業に対して、その派遣社員を直接雇用してもらうよう依頼します。もし、派遣先が直接雇用を了承すれば、派遣社員は派遣先企業の社員として働くことになります。

 

②新たな派遣先の提供

派遣会社が、派遣スタッフのスキルや経験に合った新しい派遣先を紹介し、就業を斡旋します。

 

③ 派遣元で派遣労働者以外として無期雇用

派遣会社が、派遣スタッフを派遣社員以外の仕事(営業や事務など)で無期雇用します。

 

④その他雇用の安定を図るための措置

派遣スタッフとしての雇用を維持したまま、教育訓練をおこなう、紹介予定派遣を紹介するなど、省令で定める措置を講じます。

 

 

派遣の種類

派遣には、一般派遣、紹介予定派遣、常用型派遣の3種類があります。

①一般派遣

最も一般的な派遣の形態です。人材派遣会社にスタッフ登録をした後、担当者にあなたの希望する職種や勤務地などを伝え、条件に合った仕事を紹介してもらいます。紹介された仕事が気に入れば、人材派遣会社と雇用契約を結び、契約期間中、紹介された会社(派遣先会社)で働きます。

 

②紹介予定派遣

一定期間(最大6ヵ月)派遣スタッフとして働き、その後、派遣先企業と直接雇用契約を結ぶことを目指す派遣です。いわば、派遣期間が「試用期間」のようなものになります。派遣期間が終了するときに、派遣スタッフと派遣先企業の双方が合意すると、正社員や契約社員として直接雇用されます。

 

③常用型派遣

無期雇用派遣とも呼ばれ、期間の定めがない派遣です。常時派遣会社と雇用契約を結んでいるため、派遣されていない期間でも派遣会社から給与の支払いを受けられます。

 

 

◎直接雇用とは

直接雇用とは、派遣のように人材派遣会社を介することなく直接企業と雇用契約を結びます。雇用形態は、正社員・契約社員・パート・アルバイト等があります。

 

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2.派遣と直接雇用のメリット・デメリット

派遣と直接雇用では雇用関係が異なるため、働き方も大きく変わる可能性があります。自分に最適な働き方を考える場合は、それぞれのメリット・デメリットをしっかりと理解しておく必要があります。

 

派遣のメリット

・様々な職場で経験を積める

先ほども述べたように、派遣には「3年ルール」があり、同じ配属先に3年以上継続して働くことがありません。異なる企業や配属先で働くことで、幅広いスキルや経験を積むことができます。

 

・自分のライフスタイルに合わせて働ける

勤務時間や勤務日数、残業の有無などの希望条件に合わせて働く企業を紹介してもらたり、希望条件の交渉を派遣会社が行ってくれる場合もあるため、自分のライフスタイルにあった柔軟な働き方が可能です。

 

・比較的自由な働き方ができる

 企業の指示に従って働くことが多いですが、正社員に比べて自由な働き方ができる場合があります。契約範囲内の仕事に集中できるため、無駄な残業や業務を避け、効率的に働くことができます。

 

派遣のデメリット

・雇用が不安定

契約期間に定めがあるため、必ずしも契約更新されるとは限らなかったり、派遣先企業の事情によって契約終了になる可能性もあります。

 

・収入が不安定

 派遣社員は、一般的に時給制で働いているため、残業がない場合や、勤務時間が短い場合は収入が少なくなります。正社員のように、ボーナスが支給されないことが一般的です。

 

・キャリアアップが難しい

 派遣社員は、一般的に契約範囲内の業務に携わるので、役職に就くことや専門性の高い仕事に就くことが少ないです。

 

 

直接雇用のメリット

・継続して働くことができる

正社員の場合は契約期間が定めがないので、契約解除にならない限り長期的に働くこと契約社員・パート等の場合は契約期間の定めがあるため同じ会社で長く働ける確約はないものの、更新までの期間は一般的に派遣より長くなっています。

 

・収入の安定

大半の直接雇用は固定給制であり、毎月の収入が安定しています。ボーナスや各種手当が支給され場合も多く、生活が安定します。

 

・キャリアアップの機会

専門性の高い仕事に携わる機会があり、スキルアップすることができます。また、年功序列や能力主義など、明確な昇給制度があるため、将来の収入をある程度見通すことができます。

 

直接雇用のデメリット

・勤務条件の自由度が減る

直接雇用は、雇用期間の制限がなく、正社員や契約社員の場合、原則フルタイムで勤務するケースが多いです。業務量が多い場合、残業や休日出勤が求められることがあるので、生活とのバランスが取りにくくんる場合があります、

 

・収入が減るケースがある

正社員や契約社員となり、額面上では給与が上がったように見えても、実は労働時間が増えていて、結果的に「派遣」のほうが割がよかったというケースもあります。

 

・責任の重さ

企業の目標達成に貢献し、責任を持つことが求めらるため、ミスをした場合は個人だけでなく、チームや会社全体に影響を与える可能性があります。その責任の重さから、仕事を辞めにくいと感じる場合もあります。

 

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3.派遣から直接雇用を目指す方法

派遣から直接雇用を目指す場合、以下のような方法があります。

 

・派遣先企業からの直接雇用オファー

最も一般的なケースで言えば、派遣先企業があなたの能力や実績を評価し、直接雇用を提案してくる場合です。しかし、望んだ時に必ずオファーしてもらえるとは限らないため、短期間で直接雇用を目指したい方は他の方法も検討する必要があります。

 

・紹介予定派遣制度

派遣期間中に、正社員として雇用されることを前提として派遣される制度です。派遣期間中に、企業と従業員がお互いを評価する期間を設けることができるため、ミスマッチを防ぐことができます。

 

・人材紹介サービスを利用する

正社員(直接雇用)で働きたい場合は、職業紹介サービスを利用するという方法もあります。

ヒューマンリソースでは派遣だけでなく派遣だけでなく、あなたのスキルや経験に合った正社員の求人を取り扱っています。あなたのキャリアプランや希望条件を丁寧にヒアリングし、最適な求人を紹介いたします。直接雇用に興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

 

まとめ

雇用形態が多様化したことで、生活スタイルや希望条件に合った働き方が選択できるようになった反面、自分に最適な働き方を見つけることが難しく感じる方も増えていると思います。それぞれの働き方の特徴を理解し、ご自身のキャリアプランに合った働き方を選択する際の参考にしていただければ幸いです。

 

私たち、ヒューマンリソースは皆さんの新しい第一歩を応援しています。もし、転職やキャリアアップでお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。

 

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