2023/02/10
あなたの日常生活を支えるお仕事! 金属加工の仕事内容って?
求人情報を見ていると、工場勤務のお仕事を多く見かけます。
工場のお仕事というと、専門的な職人の仕事、というイメージを持たれるかもしれません。
実際、工場と言っても千差万別で、たくさんの仕事内容があります。
今回は、その中で金属加工の仕事をご案内します。
金属加工って?
金属加工とは、製品を作るために素材である金属を加工する作業のことを言います。
大きくは、
(1)金属を加工して特定の形を作る加工と、
(2)熱や科学的処理をして錆びにくくするなど金属の性質を変える加工
があります。
(1) 特定の形を作る加工
(ア)機械加工:機械、工具を使って削ったりして、特定の形を作っていきます
(イ)塑性加工:プレス機などで大きな力をかけて特定の形を作っていきます
(ウ)鋳造:金属を溶かして鋳型に流して固めることで特定の形を作ります
(2) 金属の性質を変える加工
(ア)熱処理:熱を加えて金属の性質を変えて特定の形を作ります
(イ)表面処理:めっきなどの化学的処理を表面に行います
日常の生活ではこれらの工程は見えないことですが、よく使っている携帯電話や家電は、この様な加工を行うことで出来上がります。私達に欠かせない重要な仕事になっています。
金属加工ではどんな仕事をするの?
上記でみた通り、金属加工と言ってもいろいろな処理の仕方がありますので、仕事も多岐にわたります。ここでは、実際に多くの求人がある仕事をご紹介します。
(1) 切断
旋盤やライス盤、レーザーなどの機械を使って金属を切断する仕事です。
(2) 研削
金属を切断した断面の無駄な部分を削ぎ落とし滑らかにするお仕事です。
(3) プレス
機械の大きな力を使って、金属を曲たり、特定の形を作っていくお仕事です。
(4) 溶接
熱や圧力を加えて金属を溶かして接合させるお仕事です。
昔は、これらを人や大型機械で行っていましたが、現在の多くはNC工作機械などへ指示を出すオペレーターとしての役割が多くなっていることから、それぞれの技術というより、機械操作ができるかどうかが求められる様になってきています。もちろん、最初は機械操作の研修を行いますので、習得し易い環境です。
勤務シフト例
シフトを組んで他のメンバーと交替で勤務することになります。
あくまで一例としてイメージできる様に例をあげていきます。
①ある工場の実例その1
“2班2交代”のシフトです。“24時間稼働ではない”ことがポイントです。朝から勤務する班を“1直”、夕方から勤務する班を“2直”と呼ぶそうです。
-シフトの例-
-勤務時間の例-
日勤(1直)・・・7:00~15:20
準夜勤(2直)・・15:00~23:20
朝まで働く夜勤と比べ、心身への負担が軽減されるのが最大のメリットです。早起きが辛いかも知れませんが、健康的な生活が送れて良いのではないでしょうか。
②ある工場の実例その2
3直3交替制
3班で、24時間、土日休み、3交代で稼働させるシフトです。
作業者への負担が比較的軽く、24時間稼働させるシフトです。
-シフトの例-
-勤務時間の例-
日勤・・・7:00~15:20
準夜勤・・15:00~23:20
夜勤・・・23:00~翌7:20
1日7時間程度の勤務なので、心身への負担は軽いです。
金属加工のお仕事の魅力とは?
このようなお仕事に半導体工場ですが、この仕事の魅力を挙げてみます。
① 給与が比較的高い
日本国内では、工場自体が減ってきたこともあり、この様な職種も減りつつあります。そんな中でも私達の生活には欠かせないお仕事のため、求人は続いていますので、比較的お給料が高い求人が多いです。
② ものづくりが好き
金属という一見取り扱いが難しいものが、自分の指示、技術でカタチが変わって行き、ものが作られるというのは、なんとも言えない達成感があります。そんな達成感を目の前で、しかも自分の手で行える喜びを感じながらお仕事を行えます。
③ 未経験でも働ける
現在働いている方も未経験からスタートされた方ばかりです。実務に入る前に研修があり、それぞれの作業毎にマニュアルが完備されているので、未経験の方でも安心してお仕事に入れます。
④ 正社員も狙える!キャリアアップができる
携帯電話、家電、自動車など、私達の周りのモノはこの様な工程を経て作られています。大事な仕事ですから、当然、正社員へのキャリアップも目指せます。その際に有利な資格をご案内します。
ア) 機械加工技能士
この資格を取ることで、機械加工に関する技術のスペシャリストとして証明されることになります。マニシングセンタを使った実務作業も試験に含まれるなど、機械加工では重要な資格です。
3級~1級、特級に分かれており、1級と特級は一定の実務経験が必要になります。
イ) めっき技能士
この資格と取得すると、電気めっき、溶接亜鉛めっきの二種類を含んだ実技試験もある国家資格です。
めっきは、身の回りの製品に多く使われる重要なものです。
3級~1級、特級に分かれており、1級と特級は一定の実務経験が必要になります。
ウ)溶接の資格
よく使われる技術である溶接では、ガス溶接技能者、アーク溶接技能者、アルミニウム溶接技能者の3種類があります。
金属加工のお仕事の大変なことは?
仕事に就いてから当初のイメージとは違った、とならない様に、予めよく話題にでる大変なことを挙げます。
① 暑さ
全てではないですが、溶接などは、熱を加える工程のため、夏場は暑くなります。
工場もスポットクーラーを設置するなどの対策を行って、働きやすい環境づくりに工夫を凝らしています。
② 作業服を着る
金属を扱う以上、汚れや作業上の安全を図るために、作業服を着ることになります。これは難しいと感じる方は予め注意が必要です。
③ 日勤、夜勤がある
金属加工工場に限ったことではないですが、日勤、夜勤のシフト制となり、毎日同じ時間で仕事が開始するわけではありません。次の業務の開始まで、十分な時間が空いていますので、慣れれば問題ないと推測します。
金属加工のお仕事に向いている人は?
① 地味な作業が問題ない人
一見、地味な仕事に見えるものが非常に重要な工程を担っていることが多いのが、金属加工工場での仕事となります。
その大事な仕事を繰り返しできる方は、向いていると言えるでしょう。
② 重要な業界で仕事をしたい人
日常にあふれる“もの“づくりの一端を担っている重要な仕事と言っても過言ではないかもしれません。それだけ重要な業界で、働き始め、キャリアアップを図っていきたいと言う方は向いている方といえるでしょう。
③ 責任感のある人
自分に求められた役割をきっちりこなして、自分の担当業務はもちろん同僚の仲間にも最低限、迷惑をかけない様に仕事が進められる人が求められます。
まとめ
金属加工のお仕事について、ご案内させて頂きました。
金属を機械や、熱などで加工する仕事は、地味かもしれませんが、私達の日常生活にはなくてはならない重要な仕事です。
これらの仕事に就くのは、経験者でなくとも、研修、マニュアル整備をされているので、未経験者からでも可能です。
工程、職場によっては、暑さや汚れが出ることもありますが、それぞれの会社が働きやすい環境づくりを工夫されていることが多いです。
どうせ働くなら、社会的にも重要で比較的お給料の高いところで、シフト制でも休みもしっかり確保できる勤務で、プライベートも充実できます。
興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
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